日本人の詐欺グループが活動しているとみられるミャンマー国境地帯の詐欺拠点では、これまでに7000人以上の外国人が保護されていますが、トイレが不足するなどの問題が発生しています。
ミャンマーの国境地帯で犯罪組織から保護された外国人らの26日朝の様子です。大勢の人々がテーブルに集まり、食事を取っています。
この外国人らは「泰昌パーク」と呼ばれる詐欺拠点に監禁されていたとみられ、現在、400人以上が現地の倉庫で帰国を待っています。
この地域で外国人を保護する少数民族武装勢力「民主カレン仏教徒軍」によりますと、外国人らは歌ったり、ビールを飲んだりしてリラックスした様子ですが、トイレやシャワー室が足りないなど、衛生面での問題が生じているということです。
今後、外国人をミャンマーの軍事政権に引き渡し、タイ側との送還に向けた調整を進めてもらう考えです。
泰昌パークには複数の日本人詐欺グループも活動しているとみられ、民主カレン仏教徒軍は捜索を続けていきたいとしていますが、見通しは立っていません。