階段が雪に覆われ、まるで滑り台のように…。人気観光地で、足を滑らす事故が相次ぎました。
中国・安徽省にある世界遺産「黄山」。この時期しか見られない絶景を求めて、多くの観光客が足を運んでいます。
待ち受けるのは、急斜面に作られた無数の石段です。数日前から降り続いた雪と氷点下の気温で階段は凍結。多くの人が座りながら下山しますが、一度滑るとなかなか止まりません。
階段では、上から滑ってきた人が青いレインコートの女性2人に衝突。1人が十数メートル下まで滑り落ちてしまったのです。
現場は騒然となりましたが、女性は幸いにも足を捻挫しただけで済んだといいます。
当局は、特に滑りやすくなっているルートを一時的に閉鎖。雪や氷の除去作業を強化するとともに、登山靴を履くなどして細心の注意を払うよう観光客に呼び掛けています。