企業の間で取引されるモノの価格を示す2月の企業物価指数は前の年を4%上回り、6カ月連続で過去最高となっています。
日本銀行によりますと、2月の企業物価指数は速報値で125.3と1年前と比べて4%上昇し、48カ月連続で前の年を上回りました。
数値としては1月と横ばいで、6カ月連続で過去最高です。
伸びは鈍化しているものの、引き続き高騰しているコメの価格が数字を押し上げていて、弁当やおにぎりなどにも価格転嫁の動きが広がっています。
また、鳥インフルエンザの影響で鶏卵の価格も上昇しています。
コメの価格について日銀は見通しが難しいとしたうえで、備蓄米が市場に出回っても今年の新米が出るまでは現状の価格が大きく下がることはないのではないかと分析しています。