ウクライナのゼレンスキー大統領が20日、EU(ヨーロッパ連合)の首脳会議で演説し、ロシアへの圧力を継続し、全面停戦を実現させるよう訴えました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領 「もしプーチン氏1人がこの戦争を続けなければ、殺戮(さつりく)も空爆も銃撃もない1週間があっただろう。3月11日にサウジアラビアでなされた提案はまだ生きている。我々はロシアに圧力をかけ続け、全面停戦を実現させる必要がある」
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、ブリュッセルで開かれたEU首脳会議でビデオ演説し、砲弾の購入資金として、少なくとも50億ユーロの提供やロシアへの圧力の継続などを求めました。
一方で、EUは20日、ウクライナへの軍事支援の強化などを盛り込んだ文書について、加盟27カ国の全会一致では合意できず、26カ国による別の文書を採択しました。
ロシア寄りとされるハンガリーが反対したとみられます。