4月の全国の企業の倒産件数は4年連続で前の年を上回り、4月としては11年ぶりに800件を超えました。
東京商工リサーチによりますと、4月の企業倒産件数は828件で、前の年から45件(5.7%)増えました。
4年連続の増加で、4月としては2014年以来、11年ぶりに800件を超えました。
負債総額は1028億200万円と前の年を1割近く(9.3%)下回りました。
産業別では飲食業を含む「サービス業他」の倒産が292件と最も多く、前の年から1割余り(10.6%)増えました。
また、人件費の高騰などで高水準が続く「人手不足」関連の倒産は36件となり、4月では2013年以降で最も多くなっています。
コメの価格の高騰による個人消費への影響や「トランプ関税」による不確実性が高まるなか、東京商工リサーチは今後も倒産が増える可能性は高いと指摘しています。