北朝鮮で“手抜き工事”疑惑が浮上。問題となっている写真。金正恩氏の足元に、ひびのようなものが。
堤防工事を視察し、満足げに笑顔を見せる金正恩総書記。韓国メディアが“手抜き工事”を指摘したのは、その堤防の護岸ブロックです。
韓国メディア(連合ニュース) 「金正恩氏の足元の堤防は護岸ブロックがかみ合わずに隙間が生じており、韓国の専門家らは工事を急ぐため手抜き工事になったのではないかと指摘している」
北朝鮮の新義州市では去年7月、大雨による洪水が起き、正恩氏自らが視察しています。4100余りの住宅などが浸水被害を受けたといいます。
この時、復興のために4400戸を作るとした正恩氏。その後、どうなったのか…。
我々は洪水から半年後の今年1月、中国側から新義州を撮影しました。
わずか半年で多くの建物を建て、この時、まだ工事は続いているようにも見えました。
そんななか、堤防工事に“手抜き工事”の可能性が沸き上がったのです。
韓国メディア(連合ニュース) 「北朝鮮は今年、朝鮮労働党創建80年を迎え、急ピッチで各産業現場の整備を進めており、手抜き工事が相次ぐ可能性が指摘されている」
韓国の土木工学の専門家は「まだ工事が進行中で今後、補強をすると思われるが、この部分は相対的に弱くなる可能性がある」としています。