8月8日は「チャーハンの日」。そこで、誰でも簡単に究極のパラパラチャーハンを作る方法を町中華の達人に教えてもらいました。
宙を舞う姿が食欲をかき立てる中華料理の定番のチャーハン。
8月8日はチャーハンの日。都内のチャーハン専門店では昼時に多くの人でにぎわいを見せていました。
この店にはある特徴が…。
なんとこの店、すべてのメニューでカニを使用しているのです。一日の消費量は驚きの10キロ。
かにチャーハンの店 早川哲太郎マネージャー 「もともと卸をやっていて、カニを安く仕入れることができるので使っている」
シンプルなチャーハンの上にたっぷりとカニをのせた定番のかにチャーハンにトロトロの卵の上から、自家製のあんをかけたかに玉チャーハンなど、10種類以上のかにチャーハンが楽しめます。
チャーハンの日を決めた大手冷凍食品メーカーのニチレイフーズによりますと、語呂合わせ以外にも理由があるといいます。
ニチレイフーズ 商品第一部 竹本亮太さん 「夏場が最もチャーハンの需要が高まる時期」
1年間の中でチャーハンが食卓に一番多く並ぶのは、実は8月だといいます。ただ、食卓に並ぶからこそ問題が…。
参加者 「パラパラ感が一番難しい」 「パラパラ感を自分で作る時、べちょってなったり」
どうすれば家でもおいしくチャーハンが作れるのか、取材班はある店を尋ねました。
行列に並ぶ人たちの目当ては「玉子チャーハン」。
この店の売りはパラパラの「玉子チャーハン」。卵とネギだけを使い、味付けも塩のみ。その見た目から“黄金チャーハン”とも呼ばれています。
このシンプルな玉子チャーハンを作っているのは、この道33年、本場の味を日本で提供し続けている朱さんです。
兆徳 店主 朱徳平さん 「(Q.家庭でも作れる?)いや作れるよ、大丈夫よ」
ということで、中華の達人に家庭でおいしいチャーハンを作る極意を3つ教えてもらいました。
調理を始めると早速、極意が…。
兆徳 店主 朱徳平さん 「(油を)多めに入れて火を付けて、鍋で温める。あとは油いらない、温めるだけ」
極意その1、「油を1度戻す」。
油で鍋が薄くコーティングすることで、米が余分な油を吸わないため、パラパラになるそう。
さらに…
兆徳 店主 朱徳平さん 「ちょっとだけ熱くなったら卵を入れる。とりあえず卵を入れて」
極意その2、「卵はとかない」。
黄身と白身の2種類の味を楽しめるといいます。
兆徳 店主 朱徳平さん 「玉子が柔らかい時に、すぐごはんを入れる。家で作る時に残ったごはんを冷蔵庫に置いて次の朝、作ってもいい」
極意その3、「冷えたご飯を使う」。
兆徳 店主 朱徳平さん 「水分が少なくなっているから、バラバラにできる」
3つの極意を踏まえて作ったチャーハンを達人自ら実食。
兆徳 店主 朱徳平さん 「おいしい、さっぱりパラパラ」 「(Q.店の味と同じですか?)同じ」
達人も太鼓判を押す、家庭で作れるチャーハン。皆さんもぜひお試し下さい。