フィリピンの会社の実質的経営者らが「フィリピンが投資先として魅力的で投資すれば高い利息を得られる」とうたい、無登録で社債を売ったとして逮捕されました。
フィリピンの「SDIVISION HOLDINGS」の実質的経営者・須見一容疑者(45)ら9人は「フィリピンで金融事業などに投資すれば高い利息を得られる」とうたい、男女9人に無登録で社債を売った金融商品取引法違反の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、須見容疑者らは日本国内で投資セミナーを開き、「フィリピンは急速に経済発展している」「社債を買って投資すれば年利最大24%の高い利息を毎月得られる」などと勧誘していました。
ただ、去年から配当金の支払いは滞っていたということです。
100万円出資した男性 「返金が難しくなりましたというメールがきた時からおかしいな。そのお金があれば生活費に充てられた部分もあった」
9人は2021年からの約2年間で2400人ほどに合わせて170億円以上の社債を販売していたということで、警視庁は金の流れなどを詳しく調べています。
警視庁は9人の認否を明らかにしていません。