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海中に“全長11mの巨大な影”生態系などへ深刻な問題及ぼすその正体

社会

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■“謎の巨大な影”その正体

 長崎県五島沖の海中映像です。海を不気味に漂う巨大な影。その全長約11メートル、幅約1メートルに及びます。

 この巨大なものの正体とは。潜水調査隊を指揮した専門家は…。

WWFジャパン 海洋水産グループ ヤップ・ミンリー博士 「ゴーストギアですね。ゴーストギアは何らかの原因で海の中に残されてしまった業務用の漁具。水産庁は漁業系プラスチックごみという言葉を使っている」

■海中の「ゴーストギア」 深刻な問題

 ゴーストギアは海洋生態系への影響はもちろん、魚が網に絡まって死んでしまうなど深刻な問題となっています。

ヤップ・ミンリー博士 「水中の状態では全長11メートル、幅1メートルぐらいだったが、回収した後にそれを広げたら全長330メートル、幅10メートルの網だった。大変だった」

 この海域から相次いで発見された大型「ゴーストギア」。その多くは外国製の漁の網だといいます。

ヤップ・ミンリー博士 「回収した人が責任を持ってそれを産廃処分しないといけないので、発見したとしても回収まではたどりつかない」

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