厚生労働省は、8月の有効求人倍率について前の月よりも低い1.20倍だったと発表しました。最低賃金の引き上げ幅が示され、求人を様子見する声もあったということです。
厚生労働省によりますと、仕事を求める人1人あたりに何件の求人があるかを示す有効求人倍率について、8月は1.20倍となり、前の月に比べて0.02ポイント低下しました。
また、新規の求人数は前の年の同じ月と比べて6.2%の減少となり、産業別では、娯楽業や卸売、小売業、飲食業などが低下しています。
厚労省は「8月は最低賃金の引き上げ幅が示されるタイミングで、小売業などではいったん求人を控える声などが聞かれた。今後の動きを注視したい」とコメントしています。