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「解党的出直し」実現できる? 自民党内“事実上の麻生政権”

政治

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 高市早苗新総裁(64)の執行部が7日にも発足します。徐々に見えてきた顔ぶれから自民党は本当に変われるのか、政治部長に聞きます。

■高市政権「裏金議員」起用も?

 自民党本部に次々と運び込まれるのは胡蝶蘭。高市新総裁へ就任のお祝いが届いたようです。

 当の本人は議員宿舎で側近らと“詰めの調整”を行っています。

高市総裁の公式X(旧ツイッター) 午後3時ごろ 「党を支えて頂く人事は大切ですので熟慮した上で今日の夕方には内示を致します」

 女性初の総理大臣に指名される見通しの高市総裁。挙党態勢を構築できるのか、最初の関門が「人事」です。

 高市総裁は党の要の幹事長に麻生派の重鎮・鈴木俊一総務会長(72)を起用する方向です。

 そのほか、麻生最高顧問(85)を「副総裁」に。“保守派のホープ”と呼ばれ、自身と関係が近い木原稔前防衛大臣(56)を「官房長官」に。そして、茂木前幹事長(69)を「外務大臣」に充てる方向で調整しています。

 第1次トランプ政権を相手に外務大臣として日米貿易交渉をまとめた実績がある茂木前幹事長。今回の総裁選では最下位に沈み、決選投票で高市総裁の支持に回ったといわれています。

政府関係者 「高市さんは外交経験が少ないので、茂木さんなら安心だ」

 総裁選を争った他の候補についても党の要職や閣僚などに起用する考えを示している高市総裁。

総裁選4位 小林元経済安全保障担当大臣 「これからしっかりと党所属の一国会議員として新しい高市総裁を支えていきたいと思っている」

 そして…。

自民党 高市総裁 「人事に影響はございません」

 いわゆる“裏金議員”についても要職への起用に含みを持たせています。

立憲民主党 野田代表 「“解党的出直し”という精神から全く掛け離れた。(“裏金問題”を)終わってしまったことにしてしまう出直し。私は国民感情からすると理解できない動きだと思います」

 高市新総裁のもと、自民党は「解党的出直し」を実現することができるのでしょうか。政治部・山本志門部長に現在進行中の「人事」から読み解いてもらいます。

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