アメリカが日本にロシア産エネルギーの輸入をやめるよう求めたことを受け、電気事業連合会の会長は、ロシアは「大切な輸入先」だと述べました。
アメリカのベッセント財務長官は15日、日本がロシア産のエネルギーの輸入をやめることを期待していると伝えたとSNSで明らかにしました。
大手電力会社らで構成する電事連の林会長は、エネルギーの調達は原則「各社の方針によるもの」としたうえで、調達先の多様化が非常に大事であり、安定供給の面からもロシアは「大切な輸入先」だと述べました。
ただ一方で「外交問題、政治問題もある」と指摘し、国と相談しながら注視する考えを示しました。
貿易統計によりますと、日本が去年輸入したおよそ6600万トンのLNGのうち、8.6%がロシアからです。