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「1800万円支払ったのに」“家が建たない”契約した住宅メーカーが破産

社会

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■“家が建たない”何が起きた?

1800万円払ったAさん 「数千万円も取られてしまった。怒り…しかない。お金を早く返してくれと…」

 契約金や着手金を払ったのに家が建たない、そんな話があるのでしょうか。契約は2023年の11月。相手は「レーヴ・ボワ・ミシェル」という住宅メーカーでした。

Aさんの妻 「来月になったら材料価格が上がってしまうので、『今月中に(契約)しないと』と言われて支払った」

 首をかしげるような出来事は、半年後…。

Aさん 「地盤改良費が当初の2倍になると。地盤調査は(2023年)12月ぐらいにしているのになんで今更という感じ」

 Aさんが地盤改良の業者に問い合わせてみると、レーヴ社に未払いがあり、取引停止になっていたことが判明。

 自分たちの家はどうなるのか。2人が社長を問い詰めた時の映像が…。

Aさん 「北海道からレーヴさんが(資材を)持ってくるつもりと言っていたが、それはどうされるんですか?」 社長 「それは全然、チャーター便で持ってくる。自分たちで運ぶしかないから」 Aさん 「今つぶれそうだと言っているのに本当にみられるのかが心配です。それがだめだったら家が建たないじゃないですか。そのへんも考えているのかなって」 社長 「はい。そういうことがないように」 Aさん 「そんなことできるんですか、実際」

 この交渉の3カ月後、レーヴ社は破産。資材が高騰する前にと、急かされるように払った契約金も…。

Aさん 「調べたら資材(価格)も上がっていない。実際に建材業者にも払われていなかった。ただの嘘だったということが分かった」

 契約金は、すべて会社の運転資金に充てられていたことが裁判所で通帳を確認し分かったといいます。

 返金を求めて、訴訟に踏み切ったAさん。レーヴ社の代理人は、仮に契約違反があったとしても不法行為にはあたらないとして裁判で争う姿勢を見せています。

Aさん 「その言い分は納得できない。だましていると誰もが思う。それを裁判で主張していきたい」

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