正月明け、しっかり休んだはずなのに「体がだるい」と不調を訴える人もいるのではないでしょうか。シニアも注意が必要な「正月病」の正体に迫ります。
■なぜ?年明けに“体調不良”
20代の人 「大吉です」 30代の人 「凶でした」 「うわー縁起悪いな…」
三が日を過ぎても大勢の人が参拝する、厄よけで知られる東京・足立区の西新井大師。5日から仕事始めの人は…。
5日から仕事始め 40代の人 「1週間ぐらい働いていないので、体は重い」 4日仕事始め 30代の人 「連休からの初日はだいぶきついので、きのうはすぐに帰りました」 「(Q.体調は?)ちょっと頭痛が出ます」
働く人はもちろん、子どもだって…。
小学5年生 「(Q.いっぱい休んでからの学校は?)起きられない。朝」
なんだかだるい…。
■シニアも注意 「正月病」とは
正月休みが明けた瞬間にやってくる、体調不良やだるさ。それ正月病かもしれません。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長 「この寒さと、連続的な休みの後、それから食べすぎ飲みすぎ、運動不足で体のむくみもある、こういったことが重なっての体調不良でいわば正月病と」
放置しておくと適応障害やうつの症状にもなり得るという正月病。
新年早々、クリニックにも様々な事情でやってきます。なかには高齢者も…。
83歳 女性 「なんかこのごろふわーっと。今まであまりそんなことはなかった」 医師 「ふらっとする?ふらふら感がある?」
83歳の女性は倦怠(けんたい)感やめまいを訴えます。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長 「高齢者も意識しないとリズムが乱れやすくなる。自分は帰省しなくても周りの人が動く。お孫さんが帰ってくる。生活をそれに合わせると、例えばいつもやっていた散歩やラジオ体操に行くなど、そういったルーティンが乱れてくる」
70代の人 「孫と百人一首してぼろ負け。疲れました。年明けの行事で孫が来るとちょっと疲れるがうれしさもいっぱいある」
■仕事をしていない人も要注意
いつもと違う生活スタイルになる正月。仕事をしていない人も要注意です。
84歳 女性 「一日のうちに何回かだるい感じがする」
倦怠感を訴える84歳の女性も、いつもより夜ふかし。
医師 「寒さと正月特有の体のなまりで夜更かしする人も多い。紅白歌合戦もあるし」 患者 「見ました」 医師 「少しずつ体のリズムが乱れ、自律神経に負担がかかっている可能性」 患者 「自律神経って自分でどうにかなりますか?」
自分ではどうにもできない「自律神経の乱れ」。どうしたら良いのでしょうか。
産業カウンセラー 渡部卓さん 「多くの人は(自律神経を)取り戻していくが、真面目過ぎる方や頑張りすぎる方は空回りしてしまって不安が強まってうまくいかなくなるというケースがあるので注意が必要」
■幸せの合言葉「はひふへほ」
産業カウンセラーの渡部さんが推奨するのは、正月病を克服するための「はひふへほ」です。
産業カウンセラー 渡部卓さん 「私は幸せの『はひふへほ』という言葉をご紹介したい。半分でいい。人並みでいい。普通でいい。平凡でいい。ほどほどでいい」
まずは「は」。
産業カウンセラー 渡部卓さん 「(Q.半分でいい?)どうしても上を上を見てしまってかなり無理をしてしまう。目標として半分ということで私は良いと思う」
「人並みでいい」はあまり人と比べず、評価を求めすぎないこと。「普通でいい」と「平凡でいい」というのは、特別なことをせず生活のリズムを整えること。そして「程々でいい」はやりすぎず、ほどほどのペースで進めること。
産業カウンセラー 渡部卓さん 「少し緩めに行く良さ。『はひふへほ』をもう一度かみしめながら自分に合う基準を持てばいい」
■クリニックをを受診する目安は?
それでも回復しない場合、クリニックを受診する目安は…。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長 「生活や仕事に支障が出ている状態が2週間近くなったら受診が必要」