災害発生時の「トイレ」について考える勉強会が香川県高松市で開かれました。
高松赤十字病院が開いたもので、東日本大震災の際、被災地で救護活動に取り組んだ救急外来看護室の平山朋美さんが講演しました。
(高松赤十字病院 救急外来看護室/平山朋美 看護係長) 「東日本大震災で起きたこと。一番困ったのは仮設トイレが来なかったんですね」
東日本大震災では上下水道の配管が破損し、水洗トイレが使えなくなった自治体が相次ぎました。その半数が仮設トイレの設置に1週間以上かかったそうです。
(高松赤十字病院 救急外来看護室/平山朋美 看護係長) 「便座を上げて水が溜まっている所がありますね。そこに1枚ビニール袋を敷きます。今度は便座を下げて便座の上からもう1枚のビニール袋をかけます」
平山さんは新聞紙を便器に入れてビニール袋を便座に敷く緊急用トイレや、段ボールで組み立てる簡易トイレの作り方を紹介しました。
(参加者はー) 「トイレしたら、たぶん皆流すと思う。それも流さないようにして皆で協力し合おうって」 「こういうふうな講演は定期的に行ってくれた方が意識付けになるかなと思う」