香川県善通寺市にすごいおじいちゃんがいました！なんと91歳にして動画の撮影から編集までこなすというすごい男性が善通寺市にいます。この男性が先日表彰を受けるということで年齢差約70歳、新人の白戸ゆめのアナが取材しました。
善通寺市生野町に住む竹内三郎さんです。65歳以上の高齢者の自由でいきいきとした生活を表彰する「エイジレス章」を受章しました。
この賞は始まって30年になりますが、香川県の受章者は竹内さんで１０人目、善通寺市では初めてです。
（白戸ゆめのリポート） 「竹内さんは今回動画の編集などがすごく高く評価をされて受章されました。今のお気持ちはいかがですか？」 （竹内三郎さん） 「市長をはじめ職員の方が推薦してくれて非常にうれしい」
現在91歳の竹内さんは35年前に動画編集を始めました。きっかけは戦時中に満州で全てを失った体験にありました。
（竹内三郎さん） 「若いときの写真がいっさいないからどうしても見たいと思ったときにこれからの若い人たちに記録として残してあげたいなと」
撮影も自分で行っていて市内行事や風景、介護予防体操など今までたくさんの作品を作ってきました。完成した作品は無償で市に提供しています。
（竹内三郎さん） 「全部楽しいですよ。どこが楽しいここが楽しいじゃなく、撮ってきたやつを編集するのがそれだけが楽しみですね」
全てを一人で手がける竹内さんですがやはり大変なことも…
（竹内三郎さん） 「横文字と音楽だけは未だに苦労してます」
それでも何十年も動画編集を続けてきたのは過去の動画を振り返って周りの人が笑顔になるからでした。
（竹内三郎さん） 「ビデオを見て涙を流して喜びますよ。それがもう本当に私の励み、嬉しいんですよ」
そんな竹内さんを側で支えてきた妻のフクエさん。フクエさんも8月で91歳になりました。お互いに別の趣味があることが喧嘩もあまりせず夫婦円満の秘訣だといいます。
（白戸ゆめの） 「三郎さんの動画についてどう思いますか？」 （妻 フクエさん） 「自分で努力してね。たいしたものだと思います本当」
65年間の結婚生活。元気の源はフクエさんが作る具材たっぷり「お味噌汁」でした。
（竹内三郎さん） 「味噌汁を必ず作ってくれることだけはありがたいと思っています」
竹内さんは今後も善通寺市のため人びとのために移りゆく街の姿を記録に残し続けます。
