サッカーJ2、ファジアーノ岡山も2月の開幕戦の後、リーグ戦が行われておらず、再開のめどが立っていません。運営会社の北川真也社長に厳しい現状と再開に向けた思いを聞きました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてインタビューはクラブハウスの中ではなく、屋外で行われました。
(記者) 「リーグ戦が延期になってから約2カ月がたちますが」
(ファジアーノ岡山/北川真也 社長) 「開幕戦は例年以上に熱を込めていろんな施策を考えていた。その後、こういった結果になったのは大変残念だし悔しい思いはある。ただ何よりお客さまの安全が第一なので、すぐさま(J)リーグ主導の下(試合を)延期にしたのは 正しい判断だったと思っている」
J2参入12年目のシーズンを迎えたファジアーノ。2月23日の開幕戦で勝利し、悲願のJ1昇格に向けて幸先の良いスタートを切りました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で5月24日までリーグ戦の延期が決まっていて、その後の再開のめども立っていません。
チームは15日、約2週間ぶりに練習を再開しましたが、運営会社の社員は在宅勤務が中心となり、クラブハウスに出勤しているのは数人です。
(北川真也 社長) 「県民企業の皆さまも今、大変苦しい状況だがクラブもそこを乗り越えて、また地域間交流ができる状況をもう一度つくりたい。そのために今休んでいる時期こそ重要と思っている」
北川社長は「緊急事態」で先が見えない時だからこそ、いろんなケースを想定して準備をしなければいけないと話します。
(北川真也 社長) 「まずは来場する方の安全面を第一に考慮して、スタジアム運営をつくっていきたいと思っている。再開した暁には皆さまがしっかり楽しめる、そして安全にスタジアムに来られる状況はいろんなパターンを考えていきたい」
(記者) 「ファジアーノのホームゲームの会場、シティライトスタジアムです。芝生は青々としていて最高の状態です。このピッチで選手が躍動し、サポーターが熱狂する日が1日も早く戻ってくることを願っています」