サッカーJ2ファジアーノ岡山が建設を目指す専用スタジアムへの理解を深めようと、岡山商工会議所が27日、J1京都のスタジアムを視察しました。
京都サンガFCのスタジアムを視察したのは、岡山商工会議所でスポーツを中心とした街づくりを検討する委員会のメンバー5人です。
視察を企画したファジアーノの北川真也社長らと共に、京都の担当者から施設の説明を受けました。
(京都サンガの担当者)
「(日本代表監督の)森保さんがきょう、うちの川崎颯太(選手)を見に来ています。J1になると代表監督も結構来るので、そういったときの諸室というのは余ることはないですね」
サンガスタジアムは、JR京都駅から快速列車で20分ほど、JR亀岡駅の目の前にあります。2020年に利用が始まり、収容人数は約2万2000人です。
スタンドの最前列からピッチまでの距離は、最も近いところで7.5mとプレーを間近に感じられます。
ファジアーノは、将来的に専用スタジアムがJ1参入の条件になる可能性があるとしています。
(ファジアーノ岡山/北川真也 社長)
「ぜひ岡山の皆さまにもこの景色を見ていただきたい」
スタジアムには、クライミング施設や子ども向けの遊び場などサッカー以外の施設もあり、地域の人たちが試合のない日にも利用することができます。
周辺では再開発も進んでいて、近くにマンションやホテル、カフェなどが建設されています。
(岡山商工会議所 スマート・ベニュー構想実現委員会/延原正浩 委員長)
「平日は民間で、週末をトップスポーツチームが使うことによって、にぎわいが創出できるような工夫をつくっていかなければ、なかなか成り立たないなと。何とかもう一段上に上がって地元を盛り上げられれば」
(ファジアーノ岡山/北川真也 社長)
「まずは多くの皆さまにご理解をいただくところからスタートさせていって、岡山という町にフットボールスタジアム、アリーナというものが必要だと議論を起こしていきたい」