皆さんは七草がゆを食べられましたか?
七草がゆに使われる七草は岡山県でも採ることができます。
長年、山菜採りを指導している男性に採るときのポイントや注意点を聞きました。
自然観察指導員の山崎光さん(71)です。
山崎さんは1993年から、自然観察や山菜採りなどを指導しています。
記者「春の七草は岡山でも見られる?」
山崎さん「普通に平野部中山間部でも見られます」
早速、岡山市街地近くの田んぼのあぜ道を探すと…
山崎さん「さっそくここにあります」
記者「正直どれが七草か分からない」
山崎さん「花が咲いていて花とこれは一般的にペンペン草と呼ばれる」
見つけたのは、アブラナ科の「ナズナ」です。花が咲いた後の実が三味線のバチに似ていることからペンペン草とも呼ばれています。
冬は日の光を多く集めるため葉が地面にくっつくように広がっています。
さらに探していくと…
山崎さん「ここにありましたねこれをハハコグサと言います」
キク科のハハコグサはゴギョウとも言います。草餅にも使われます。
そんなハハコグサの近くには気を付けるべき野草も…
記者「これは食べちゃ駄目なもの?」
山崎さん「葉の特徴が柄が出て、先に葉っぱが付いているのは絶対に口にしては駄目」
他にも「ホトケノザ」や「ハコベ」、「セリ」と七草のうち、5つを確認できました。
(自然観察指導員/山崎光さん)
「独り占めはよくないので、ちょっとずついただいて感謝の気持ちを持っていただくと、食べたものが身に付いて栄養になるし薬効も出てくると思う」
寒い日が続きますが、春の七草を探しに、近くの野山や田畑を歩いてみてはいかがでしょうか。