2021年3月で東日本大震災から10年です。
岩手県の被災地で活動した女性が高松市で講演し、避難所運営などでの女性の必要性を訴えました。
南海トラフ地震に備えて、市民に防災意識を高めてもらおうと高松市が開いたものです。
講師は、東日本大震災の時に岩手県大槌町でボランティアセンターの運営などをした神谷未生さんです。
神谷さんは、避難所のリーダーが男性ばかりで、授乳スペースの確保や生理用品の配給などがうまくいかなかった経験を元に、女性の必要性を訴えました。
(東日本大震災の被災地で活動/神谷未生さん)
「今ある組織や、今ある地域団体の意思決定をするような役割に女性を入れるということをいかにしていくかが、緊急時に女性の力を引き出すことに直結してくる」
また、個人で出来る事としては、日頃から地域のコミュニティーを大事にして、頼る先を増やすことが大切だと話しました。