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急増する濃厚接触者 医療現場のスタッフ確保にも影響 岡山・総社市〈新型コロナ〉

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 感染の急拡大で濃厚接触者も急増しています。そうした状況は医療現場のスタッフ確保にも影響を及ぼしています。

 岡山県総社市の薬師寺慈恵病院は、時間外の救急外来も行う地域の急性期の病院で、発熱外来や新型コロナの患者の受け入れも行っています。新型コロナの患者用の病床は、全部で10床です。

 医師や看護師、事務スタッフなど常勤のスタッフとして約110人が働いています。

 働くスタッフを支えようと環境を整えています。

(薬師寺慈恵病院/薬師寺泰匡 院長)
「院内保育所をやっています。病児保育所もやっているので体調の悪い子は別のお部屋に分けて保育をやっています。新型コロナ感染者まで受け入れられるかっていったらそういうわけでもないので、それ以外の体調の悪い子は(病児)院内保育所でみてます」

 もし子どもが感染しスタッフが濃厚接触者になった場合、どのような対応をとっているのでしょうか。

(薬師寺慈恵病院/薬師寺泰匡 院長)
「濃厚接触者だったら検査して陰性で無症状だったら働いてもらったりっていうので、人員をなんとか確保しつつ」

 厚生労働省の通知に基づき濃厚接触者にあたるスタッフの検査を行い、陰性で無症状であれば出勤可能に。症状が出た場合はすぐに自宅待機としています。

(薬師寺慈恵病院/薬師寺泰匡 院長)
「5月に病棟の看護師が何人か感染して病床を削って対応したこともありました。必要だったら即時ほかの病院に転院してもらわないと業務ができないことになりかねない。なってしまったんですけど、スタッフの間で感染が広がったらそうやって病床の運用を諦めると」

 看護師の場合3人が欠勤になると病床を減らすことに。医師の場合は1人でも欠勤になると、発熱外来ができなくなったり救急外来の受け入れができなくなったりするなどの影響が出るということです。

(薬師寺慈恵病院/薬師寺泰匡 院長)
「今は早期発見ですね。なるべく広がらないようにいつどこの病院でも起こり得ることだろうと思いながらやってます」

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