岡山市の両備ホールディングスが新年にちなんだ「縁起の良いバス」をお披露目しました。車内にはさまざまな縁起物の仕掛けが用意されています。
(記者リポート)
「新たに登場したこの特別車両、乗車時の整理券がおみくじになっているんです。あ、私は大吉だ。やったー!」
おみくじ乗車券を引いてバスに乗り込むと、「めで鯛」飾り物がお出迎え。この「縁起の良いバス」は、その名も「福、来バス」バスのパワースポット化を目指しています。
新型コロナ禍で落ち込んだバスの利用客を増やそうと、1年前から毎月企画している特別バスとして作られました。
バスのタイヤもよく見ると初日の出をイメージしたおめでたいカラーリング。車内には持ち帰り用の絵馬も用意されていて、後日バスの中の回収箱に納めると、両備バスが岡山神社に奉納をしてくれるそうです。
また、降車ボタンを押すと……。
(車内アナウンス)
「次、停まります。商売繁盛でバス乗ってこい! バス乗ってバス乗ってバス乗ってこい!」
福を呼び込んでくれそうな、おはやし調の車内アナウンスが流れる仕掛けです。
(両備ホールディングス/松田敏之 社長)
「いまだに公共交通は厳しい状況にありますので、いろんな楽しい企画をご用意して、皆さんにご利用いただけるように頑張っていきたいという風に思っています」
「福、来バス」は1月12日から31日まで倉敷市内を走る予定です。