香川県の公立高校で一般入試が始まりました。試験では自分の考えを論理的に表現する力が問われたということです。
高松市の高松高校では、全日制の定員280人に対し316人が受験しました。初日の7日は、5教科の学力検査に臨みました。
香川県の公立高校の全日制30校では、一般入試の定員4609人に対し、5098人が受験しました。競争率は1.11倍で、過去最低だった2022年より0.03ポイント高くなりました。
また、30校全てで全国から生徒を募集していて、上限は合わせて256人ですが、受験したのは4校で14人に留まりました。
県教委は午後、2023年の出題方針を説明しました。
(香川県教委 高校教育課/吉田智 課長)
「自らの体験や知識を元にして自分の考えを論理的に表現する、そうした力を問う傾向というのは例年以上に意識して強くなっているのではないか」
国語の作文では、書かれている意見を踏まえて、身近な体験や具体例を挙げながら自分の意見を表現する力を確認する問題が出されました。
県教委によりますと、全教科を通じて平均の正答率が例年通り55%となるよう問題を作成したということです。
一般入試は3月8日、適性検査や面接があり、3月16日に合格者が発表されます。
また、新型コロナに感染するなどした受験生を対象にした特別追試は3月19日に予定されています。