小中学生を対象にした「全国学力・学習状況調査」が岡山県でも行われました。
このうち岡山市中区の県立岡山操山中学校では、3年生約120人が試験に臨みました。
「全国学力・学習状況調査」は、子どもたちの学力などを把握するため、文部科学省が小学6年生と中学3年生を対象に行っています。
2023年度、岡山県では約3万3000人の児童・生徒が対象です。 国語と算数・数学のほか、中学生は4年ぶりに英語の学力調査を行います。
今回の英語では、「話す」能力を調べるために初めてオンラインを活用します。子どもたちは学習用のタブレット端末に音声を録音し、文部科学省にデータを送ります。
岡山県の2022年度の平均正答率は、小学校の算数と中学校の数学、理科で全国平均を下回り、それ以外は全国平均以上でした。
県教委では前回の結果を踏まえ、子どもたちが主体的に学ぶ授業づくりなどを学校に呼び掛けています。
今回の学力調査の結果は、7月末に出る予定です。
また、児童・生徒の学習意欲などを問うアンケート調査も、試験と合わせて行われました。
2022年に続き、一部の学校ではオンラインで実施され、子どもたちは、学習用のタブレット端末を使って回答していました。
岡山県では、オンラインで実施した学校が2022年より増えたということです。