視聴者からの疑問に答える「みんなのハテナ」。
5月4日が「みどりの日」ということで、今回は「ガーデニング・花の育て方」に関する疑問に答えます。
疑問に答えてくれるのは岡山市郊外のカフェ「Lake Side Garden&Cafe」のオーナー・藤井康晴さんです。
「Lake Side Garden&Cafe」は豊かな自然と水辺のきれいな景色が楽しめるカフェです。たくさんの種類の花を扱っていて、ガーデニングの相談にものってくれます。
「初心者向けの花は何ですか?」(坂出市 なみ 64歳)
「こちらの『バーベナ』ですね。日差しに強くて、これからの時期お薦めの花です」
「バーベナ」にはいろいろな品種がありますが、特におすすめなのが、毎年花を咲かせる『宿根草』の品種です。『宿根草』は成育期が終わると地上部は枯れますが、年が変わり再び育期を迎えると花を咲かせる多年草の一種をさします。
また黄色い花が鮮やかな「ガザニア」も初心者におすすめです。「ガザニア」にも宿根草の品種があり、暑さにも強く花壇植えや寄せ植えに適しているそうです。
料理の香り付けなどにも使うハーブの一種「タイム」は、春から夏にかけて花が咲きます。地面に直接植えると広がるので花壇の下草としても使われるそうです。
「水と肥料のやり方は?」(岡山市 はっちゃん 61歳)
「水やりの一番のポイントは、土にお水をやるんですけれども、土の状態を見て、『乾いた部分』にやってもらう。『必要以上に水をやらない』ってことが大事」
水のやりすぎは「根腐れ」の原因となります。また水やりのタイミングは朝夕の涼しいときが良いそうです。
葉に水をやる「葉水」もお薦めです。花は葉からも水を吸っています。葉の汚れを落しきれいにしてやると効果的です。
続いて肥料のやり方です。
花の栽培には土がとても大切です。植え付けをするときに事前に「元肥」を土に混ぜ込みます。そして、花の成育に合わせて「追肥」を適度に加えていきます。
「おしゃれな寄せ植えの方法を知りたい」(岡山市 はんな 53歳)
「高低差をつけた方が立体的に見えますので、ボリューム感があって美しく見えると思います」
コツは背の高い花から順に植えること。苗の底の根を少しほぐしながら植えると良いそうです。
花の組み合わせは、ファッションと同じで自分の好みでアレンジして楽しみましょう。ただし、根と根がくっついていると根が広がらないので間に土を入れてやります。
寄せ植えなどをベランダに置くときには夏の西日や室外機の風が当たる場所は避けて、しっかりと水やりするのがコツです。
最後に藤井さんに「母の日」にお薦めの花を紹介してもらいました。
「これからのお薦めは『母の日』も近いのでナデシコとバーベナのお花のバスケットの寄せ植えです。母の日に向けてとっても人気のあるお花になります」