公共交通の政策に携わる四国運輸局の新規採用職員らが、障害者や高齢者が移動の際にどんな不便さを感じているかを体験しました。
四国運輸局が行った「バリアフリー研修」です。運輸局の他、四国地方整備局とJR高松駅の新規採用職員ら合わせて15人が参加しました。
(記者リポート)
「参加者は見える範囲を相当狭めたゴーグルを装着して疑似体験します」
参加者はゴーグルを着けてノンステップバスに乗車します。
参加者は恐る恐る足場を確認しながら座席まで進んでいました。
(参加者は―)
「段差も怖いし、中も何があるのか分からないので全てが怖いです」
「足元が怖くて整理券もいつも見ている勘で取った感じ。『足元が危ないですよ』の注意の喚起が一番かなと思いました」
また、視覚に障害がある人をサポートしながら電車に乗る体験もしました。
四国運輸局では交通インフラのバリアフリー化を進める中、職員が高齢者や障害者の気持ちを理解できるよう3年前からこうした研修を行っています。
(参加者は―)
「声掛けの大切さを学びました。たくさんの市民にも協力してもらえるように広報していきたい」