岡山県の酒造りの歴史や文化を紹介する特別展「醸(かも)す~自然と技術が育んだ岡山のお酒~」が岡山市の岡山県立博物館で開かれています。
酒造りにまつわる道具や資料など、約280点を展示しています。
旭川などの三大河川を流れる豊富な水と、米作りに適した温暖な気候、そして高度な技術を持つ「備中杜氏」の存在によって岡山県では古くから酒造りが盛んに行われ、高い評価を得てきました。
杜氏を養成するための「清酒醸造学校」が大正時代以降に複数設立されていたことを示す資料が今回初めて公開されました。
(岡山県立博物館/木下 浩 学芸員)
「ここまでいろんな資料を取り上げて(酒をテーマにした)大きな展覧会というのは岡山で初めてだと思います。今までに出ていない資料がたくさんありますので、ぜひご覧いただければと思います」
この特別展は12月3日まで、岡山県立博物館で開かれています。