香川県消費生活センターが2023年度上期の消費生活相談の状況をまとめました。前年度上半期と比べ、30代と20歳未満の人の相談が増えています。
香川県消費生活センターと県内4つの県民センターには、2023年4月から9月に2700件の相談が寄せられ、前年の上半期と比べて85件(3.3%)増えました。70歳以上の高齢者からの相談が最も多くなっています。
相談件数が増えたのは、30代(前年比21.4%増)と20歳未満(前年比17.9%増)です。内容は「定期購入」に関する相談が133件、「副業サイト」に関する相談が81件で、増加傾向にあるということです。
中には、スマホで副業サイトを検索し「頭金ゼロ円から投資ができる」という言葉や「もうかっている」という体験談を信じて50万円近くをだまし取られたなどの相談も寄せられています。
香川県消費生活センターでは、商品を注文する前に契約条件をしっかり確認することや、もうけ話を安易に信じないこと、やりとりを記録しておくことなどが重要であるとしています。
また、実在する会社の名前をかたって個人情報をだまし取る「フィッシング詐欺」についても相談が多いということです。
困ったときは一人で悩まず、消費生活センターなどの相談窓口に相談するよう呼び掛けています。(香川県消費生活センター 消費生活相談 087‐833-0999)