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「中学生古墳博士」が先生に 岡山・矢掛町の古墳の魅力語る

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 のべ1500基以上の古墳を巡り、岡山県の古墳を紹介する本も出版している中学生古墳博士・板東郁仁さん。17日に、岡山県矢掛町の公民館で「古墳の先生」としてその魅力を語りました。

(中学生古墳博士/板東育仁さん)
「岡山の古墳は奥壁が1段積みにこだわりがある、かつ幅が広い。畿内の古墳は2段以上に積み上げることがあるけど高さが高い。それぞれいろんな地域に性格があって、そういうものが見られるのがおもしろいと思います」

 岡山市の中学1年生・板東郁仁さんは、この日、約20人を前に、自ら調べ歩いた岡山県の古墳の見どころなどを紹介しました。

 小学4年生のころに古墳巡りを始め、のべ1500基以上を見学したという郁仁さん。家には古墳の形をしたクッションや自作の古墳新聞があります。

 豊富な知識を生かして、4月には岡山県の古墳の写真や情報を集めた本も出版しました。

(中学生古墳博士/板東育仁さん)
「これからも古墳巡りを続けて考古学者になりたいです」

 公民館での講演のあと、一行は、県道沿いにある通称「古屋谷古墳」を訪ねました。古墳時代後期に造られたと推定され、長さ約11m、幅約2mの大きな横穴式石室が現存しています。

(中学生古墳博士/板東育仁さん)
「幅がかなり広くて下にも埋もれているので、実際にはもっと大きかったと思います。(埋葬されたのは)この地域をまとめていたすごい人だろうと思うし、これだけ大きい古墳をつくるには、それだけ人もいたということだから、古代のこの地域はにぎわっていたのではないかと思います」

(参加者は―)
「勉強になったというか新たな発見をしたというか、そんな感じがしています。すごく専門的な用語がどんどん出てきて、考察力やプレゼン力が素晴らしかったと思います」

(中学生古墳博士/板東育仁さん)
「岡山の古墳のことをもっといろんな人に知ってもらえるいい機会だと思うし、自分自身にとっても、これからのためになるいい経験だと思っていて、もっといろんな人に古墳の魅力を伝えられるように頑張りたいと思います」

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