おいしい料理を食べながら素晴らしい景色を楽しめます。瀬戸内を巡る豪華観光列車が1月末から運行されるのを前に、試乗会が開かれました。
濃いブルーの車体が特徴的な観光列車。東急が運行する「THE ROYAL EXPRESS」です。四国を運行するのは2回目で、JR四国やJR西日本なども協力して実現しました。
(荻津尚輝リポート)
「天井のステンドグラスの温かい光が印象的ですね。それ以外にも壁の装飾1つ取ってもそうですし、イスも高級感があります」
ダイニングカーは、組子細工やステンドグラスが施されたお洒落な車両と落ち着いた空間が広がる車両です。
そのほか、大きな窓から瀬戸内の景色を楽しめる展望車や本棚を備えたライブラリーなど。豪華に彩られた全5両で構成されています。
ポイントはほかにも―
(荻津尚輝リポート)
「香川のあん餅雑煮いただきます。お餅が柔らかくて白みそも上品な味がしておいしいです。それぞれの地のものを特別な車内空間でいただけるという、なんとも贅沢な時間です」
車内で提供される食事には、その土地の食材がふんだんに使われています。
さらに、3泊4日のツアーが3種類用意されました。
JR岡山駅を出発して香川と愛媛を巡るコースと、トロッコを貸し切って徳島県の大歩危・小歩危へ向かうコース、JR新神戸駅をバスで出発し、途中で列車に乗り換えてクルージングなどを楽しむコースです。代金は1人96万円からです。
(東急 社会インフラ事業部/松田高広 担当部長)
「本当に素晴らしい建物であり、海であり、山であり、地理・景色をしっかりと感じていただく。五感で感じていただく。それがザ・ロイヤルエクスプレスの旅の魅力だと思います」
1月末からの6回運行されますが、すでに全席完売しています。