高松市の住宅で、赤ちゃん3人の遺体を遺棄し、そのうち1人を殺害した罪に問われている母親の裁判員裁判で、20日、検察は懲役7年を求刑。弁護側は懲役3年が相当だと主張し、結審しました。判決は21日に言い渡されます。
殺人と死体遺棄の罪に問われているのは、高松市の無職の女(36)です。
起訴状などによりますと、女は、高松市の自宅で2020年に産んだ男の赤ちゃんの鼻と口を濡れたタオルで覆って殺害し、自宅の押し入れに遺棄した罪に問われています。
また、2018年に男の赤ちゃんを死産、2023年に産んだ男の赤ちゃんが何らかの原因で死亡したにもかかわらず、遺体を袋にいれて押し入れの中に放置し、遺棄したとさています。
被告の女は起訴内容を認めていて、量刑が争点になっていました。
20日の裁判で、検察側は「容易に取りうる他の行為を選ばず、自己中心的に殺害を選択した」などとして懲役7年を求刑しました。
一方、弁護側は、「家族や社会からの孤立、経済的困窮、障害特性などが考慮されるべき」として懲役3年が相当だと主張しました。
判決は21日に言い渡されます。
=========
香川県助産師会は、妊娠・出産・子育てなどの疑問や心配事について、相談を受け付けています。匿名で相談でき、秘密は厳守されます。
電話相談 087-843-5588
午前6時~午後10時(年中無休)