2025年3月に発生した岡山市南区の山火事について岡山市の大森市長は8日、早ければ11日に鎮火の判断をする見通しを示しました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「先週の金曜日(4日)を最後に熱源は見つかっていない状況ではある。7日間以上熱源が確認できない状況が続けば、鎮火の判断をしたい」
3月23日、岡山市南区で発生した山火事は岡山県で過去最大規模となる約565haを焼き、空き家と倉庫合わせて6棟に被害が出ました。3月28日に「鎮圧」が宣言されましたが、いまだ鎮火には至っていません。
岡山市消防局によると、現在はヘリで現場の熱源を午前と午後に探索をしていて、4月4日の午前を最後に熱源は確認されていないということです。
大森市長は岡山市消防局と協議をした上で「熱源が1週間確認されなければ鎮火の判断をする」とし、早ければ11日に鎮火を宣言する見通しを示しました。一方で、山火事現場の復旧については土砂崩れの恐れや山の生態系保護などさまざまな考慮する点があるとしています。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「鎮火するかどうかにかかわらず、各担当部局は(被害が)一体どうだったのか調査をしている。被害がどうだったのかを調査をしながら対応などを考えていくことになると思う」