2025年1月から4月末までに香川県内で発生した特殊詐欺の認知件数が前年同時期と比べて約1.7倍になりました。香川県警によりますと、1月から4月末までの認知件数は111件で、被害総額は3億4444万円と前年同時期と比べ約2億5000万円増えました。
香川県警によると、警察官を騙るケースが全体の約4割を占めていて、捜査名目で現金などをだまし取る手口が増加。実在する警察署などの電話番号を偽造し表示させて電話を掛けてくるケースもあります。また、実在する県外の警察官を騙り出頭を求めてくることが多く、断ると電話で事情聴取するなどと言われ、LINEのビデオ通話を要求されることが多いということです。
香川県警は「電話で捜査対象となっているなどと伝えることはなく、警察手帳や逮捕状の画像を送ることもない。警察官を名乗った人物の所属や名前を確認した上で一度電話を切り、警察相談専用電話#9110 か自分で調べた警察署の電話番号に相談してほしい」と呼び掛けています。