四国遍路を世界遺産にしようと「歌う僧侶」が四国遍路の魅力を世界に発信しています。
四国霊場第88番札所、香川県さぬき市の大窪寺。結願の寺を訪れたのは、愛媛県の海禅寺の副住職、薬師寺寛邦さんです。薬師寺さんは「歌う僧侶」として音楽活動に取り組んでいます。
「四国遍路を世界遺産へ」をテーマに、2021年から四国遍路の映像を撮影し、自身のオリジナル曲「般若心経 cho ver.」などと合わせた作品をYouTubeで世界に発信しています。
8日は大窪寺で最後の撮影に取り組みました。そして結願をして無事、巡礼を終えました。
(薬師寺寛邦さん)
「本当に感慨深いなという印象。遍路を体験していただきたいというのがまずある。そうじゃなくても動画を見ていただいて、自分がそこに参拝したかのような気持ち、それで心が落ち着けて自分と向き合う時間になっていただけたらなと」
薬師寺さんは10月18日、第86番札所の志度寺で結願記念のライブを行う予定です。