岡山県は、2025年4月~9月までのツキノワグマの出没件数が2024年の同じ時期の半数以下だったことを明らかにしました。
岡山県によりますと、2025年度のツキノワグマの出没件数は9月末時点で30件で、2024年の同じ時期より45件減りました。
県は生息数が減っているとみていて、出没の減少の要因の一つになっているのではないかとしています。
県はクマの冬眠前の餌となるドングリについての調査結果も明らかにしました。
2024年は、ブナ、ミズナラ、コナラの全てが凶作でしたが、2025年は、ブナだけが凶作だということです。
県は「山に餌があるため去年よりは人の生活圏に出没するリスクは下がっている。しかし、ツキノワグマの行動は読みづらいので引き続き警戒が必要だ」としています。