アメリカ国務省がウェブサイトの文書から「台湾独立を支持しない」という文言を削除したことについて、中国外務省は「直ちに誤りを正すべきだ」と強く反発しました。
中国外務省の報道官は会見で「世界には一つの中国しかない」と強調したうえで、アメリカ国務省の「台湾独立を支持しない」という文言の削除は「米中の共同コミュニケや国際法に対する重大な違反だ」と反発しました。
そのうえで「直ちに誤りを正し、米中関係と台湾海峡の平和安定をさらに損なうことを避けるよう促す」と強調しています。
また、日本が戸籍のうえで、配偶者の出身地として「台湾」と表記することを可能にしたことに対しても「小細工をしたり、誤ったシグナルを送らないよう強く促す」と牽制(けんせい)しています。