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不法投棄の“汚染木くず”搬入 栃木県内で放置…東電を提訴へ

社会

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 福島第一原発事故で汚染された木くずが栃木県内に放置されている問題で、この土地には他の県で不法投棄された木くずが運ばれていたことが分かりました。

 栃木県鹿沼市内には、原発事故で汚染された木くずが土をかぶせられた状態で放置されています。

 栃木県などによりますと、木くずは2013年に群馬県の事業者によって運ばれたものだということです。

周辺住民 「木の皮みたいなのを運んでいた。1日(トラック)10台やそこらで運んでいたんじゃないかな」

 その後の取材で、この土地には2014年、滋賀県高島市で違法に捨てられ、放射性セシウムが検出された木くずも運ばれていたことが分かりました。

 滋賀県から運ばれた分はその後、撤去されたということですが、それ以外の木くずは今も放置されたままになっています。

土地所有者の代理人 加藤博太郎弁護士 「一部が栃木にあるだけで他の県にも投棄がなされているような資料が出てきて、日本全国に散らばっている可能性があるんじゃないかなと思っています」

 土地の所有者は知らないうちに木くずが放置されていたとして、原発事故の責任を負う東京電力に対して、撤去費用17億円余りを求める裁判を4日にも起こします。

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