旧ジャニーズ事務所の性加害問題の補償を巡り、SMILE-UP.社が賠償の支払い義務がないことなどの確認を求める裁判が始まり、元タレントの男性が請求の棄却を求めました。
SMILE-UP.社はジャニー喜多川氏からの性被害を訴える飯田恭平さん(37)に対し、被害者救済委員会が算定した額を超える補償金の支払い義務がないことなどの確認を求める裁判を起こしています。
SMILE-UP.社は「早期に、かつ終局的に解決するため訴訟提起に至った」などとしています。
15日に始まった裁判で、「Kis-My-Ft2」の元メンバー・飯田さんは意見陳述で「『被害者保護』を盾にした事実の隠蔽(いんぺい)行為」「すべてを闇に葬ることは断じて許されるべきではありません」と主張しました。