東京・大田区は、7月の参議院選挙の際に担当者が不在者投票の数を二重に計上したうえ、辻褄を合わせるため無効票およそ2600票を水増ししていたとして謝罪しました。
大田区は今月7日、会見を開き、7月の参院選の投開票日に、選挙管理委員会の担当者が、不在者投票の数を集計していたところ、誤って前日までの票数を二重に計上していたと説明しました。
このため、発表した不在者投票の数は実際よりもおよそ2600票多かったということです。
その後、担当者は、実際の投票数と差があることに気が付きましたが、無効票を水増しすることで辻褄を合わせ、最終的な開票結果として発表していました。
大田区の鈴木区長は、「区民の皆様の信頼を大きく損ねてしまったこと心より深くおわびを申し上げます」と謝罪したうえで、今後、第三者委員会などによる調査を進めるとしています。