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【速報】「台風12号」上陸の恐れ このあと列島に 

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 台風12号が発生し、この後、列島に上陸する可能性があります。

 21日午後2時すぎの鹿児島県日置市。雨水が川のように道路を流れています。激しく降り続ける雨は、住宅の庭先まで迫っていました。

 隣のいちき串木野市付近では、1時間におよそ120ミリの猛烈な雨が降ったとして記録的短時間大雨情報が発表。

 鹿児島県内には避難指示が出されていて、すでに災害発生の危険度が急激に高まっています。

 午前9時、九州の西の海上で台風12号が発生。活発な雨雲を伴いながらゆっくりと東へ進んでいます。

 今後、九州に上陸する見込みで、気象庁は奄美地方を除く鹿児島県に線状降水帯の予測情報を発表しました。

 台風のスピードが遅いため、鹿児島付近では激しい雨が降り続いています。日置市では降り始めからの雨量がすでに200ミリを超えました。

 日置市内を流れる川の水位は急激に増加。氾濫注意水位を超えています。川の水は茶色く濁り、川幅は通常時の倍以上になっていました。

 降り始めからの雨量が200ミリ近くとなっている南さつま市。市内の民宿に設置されたカメラの映像です。画面を小刻みに揺らす激しい風。波が吹き上げられて雨とともに陸地に襲い掛かります。

民宿がんじん荘 「急な台風発生だった。低気圧の通過にしか思わず、結構ひどくなってきて今はまさしく台風の状況。(普段は)岬や船が見えるが、それは今は見えない」

 夏休み中で書き入れ時の民宿営業にも影響が出ています。

民宿がんじん荘 「きょうの客はキャンセル。けさキャンセルがきた」

 台風の猛威は夏の風物詩にも…。

 例年4万人以上が訪れる熊本県人吉市の花火大会。元々は15日に開催する予定でしたが、先週は前半に線状降水帯が九州を襲い、さらに開催予定日には雷雨となり、22日への延期が決まっていました。     しかし、台風が上陸して荒れた天気が予想されることから、人吉市は14年ぶりに再延期すると発表。花火大会は来月27日に行うことになります。

人吉市商工観光課 山室義広係長 「外でのイベントの難しさと、最近の天気の移り変わりを見ると、当日無事にできるのが当たり前ではないと思っている。いつ災害が起きるか、今の気象状況をみると分からないので日ごろの備えが必要だと改めて思った」

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