終値ベースで4万2000円から4万3000円の範囲で推移した先週の日経平均株価。先月19日の取引時間中の史上最高値からは伸び悩み、上値が重い展開となっています。
根津アジアキャピタルリミテッド 河北博光氏 「エヌビディア決算でも明らかのようにAIブームを中心としての、半導体市場の拡大というのは続いていると考えられます。ただ、スピード調整と大きな材料がないということで、この辺りで1回停滞している」
今週の市場の注目は、日本時間5日夜に発表が予定されているアメリカの雇用統計です。
ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想では、非農業部門の就業者数は、およそ7万5000人の増加にとどまるものとみられています。
10万人増を下回るのは4カ月連続で、2020年に新型コロナが流行した時以来となる弱い結果になる見通しです。
「(5日の)雇用統計まで(株価は)動きにくい展開が予想される。上下1000円くらいの動きになってくる可能性が高い。ただそれまでにもISM(の景気指数)の数字とか、そういう数字を見ながら(5日の)雇用統計の数字を先読みする動きが続くと考えられる」
(「グッド!モーニング」2025年9月1日放送分より)