湾岸戦争で空爆を受けているイラクのバグダッドから生中継をしたことで国際的に注目されたジャーナリストのピーター・アーネットさんが亡くなりました。91歳でした。
AP通信によりますと、アーネットさんは17日、アメリカ・カリフォルニア州で前立腺がんのため亡くなったということです。
アーネットさんは1934年にニュージーランドで生まれ、地元紙でキャリアをスタートさせました。
1962年から1975年にかけてAP通信の記者としてベトナム戦争を取材し、1966年にはアメリカのジャーナリズム界で最高の権威とされるピュリツァー賞を受賞しました。
その後、CNNに移籍し、1991年の湾岸戦争ではほとんどの西側諸国の記者がイラクの首都バグダッドから逃れるなか、アーネットさんは現地にとどまって生中継を続けました。