女性が持つイメージのある日傘ですが、今、デパートではこの日傘を男性にもPRしています。
天満屋岡山店の4階紳士服フロアです。梅雨の季節にあわせて傘コーナーが設けられていますが、売られているのは雨傘だけではありません。
晴れの日にも使える兼用の傘は、4000円から1万3000円の12種類が販売されています。
(記者) 「このように女性用は飾りがついていて、いかにも日傘と思えるようなデザインのものが多いんですが、男性用は一見すると、雨傘にしか見えないようなデザインが多いんです」
昨年は傘の特設コーナーはありませんでした。今年設けたのには理由があります。
環境省が5月から日本百貨店協会と連携して、日傘の活用を推進しているのです。環境省によると日傘で強い日差しから身体を守れば、汗の量を17パーセント減らすことができ熱中症の対策にもなります。
晴雨兼用の傘は昨年もブームの兆しを見せていましたが、今年は昨年の5倍の売れ行きだそうです。
(天満屋岡山店/小川好恵さん) 「通常、雨傘が多かったんですけど、問い合わせが多いので仕入れたという形です。日傘っていうと女性のイメージなんですけど男性も使うっていう変化を感じてきてます」
しかし…
(男性客は-) Q.日傘をさして出かけようと思う? 「いや思わないです、焼きたいっていうのもあるし、軟弱に見えません?白いと」
まだ、日傘に抵抗がある男性が少なくないのが現状ですが、そのうち日傘男子がたくさん現れるようになるかもしれません。