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島の裏側に広がる絶景…海からしか見られない「ジオサイト」を巡る! 香川・東かがわ市

 みなさんは「ジオサイト」という言葉を知っていますか?ジオサイトとは「その土地の成り立ち」がわかる場所を指します。「土地の成り立ち」を知ることは、その地域の気候や災害の歴史についても学ぶことにつながります。  今回は、赤木アナウンサーが香川県東かがわ市のジオサイトを船で巡ってきました!

(赤木由布子リポート) 「きょうは東かがわ市の引田港にやってきました。長谷川先生、よろしくお願いします」

 案内してくれたのは香川大学創造工学部長、谷川修一教授です。

(香川大学創造工学部/長谷川修一 教授) 「海からでないと見えないジオサイト。これが東かがわの『売り』です」

 早速、土地の成り立ちがわかる地層、「ジオサイト」を船で巡ります。

 始めに向かったのは、引田城跡がある城山です。

長谷川修一教授(以下、教授):筋が南側についていますね。見えますか?? 赤木由布子(以下、赤木):斜めに?? 教授:あれ、実は地層が現れているんです。 赤木:えっ!あの斜めのが?

 赤の線の上と下で岩の色が違って見える地層は、「引田不整合」と呼ばれています。  上の方の黒い部分は約7500万年前、下の白い部分は約9000万年前と違う年代の2つの岩が接しています。  海中で、白い花こう岩の上に泥などがたまり、その後、地殻変動で地上に現れたのがこの斜めに線が入った地層です。

(赤木由布子リポート) 「なんか圧倒されますね~」

 船をさらに西に進めると…。

(赤木由布子リポート) 「先生、あれなんですか?シマウマみたいな模様」

 突如現れた白と黒の縞模様…ここは「鹿浦越のランプロファイア岩脈」という国の天然記念物なんです。  この模様は「マグマ」が固まって生まれました。


 この場所は約1億年前、火山の「マグマだまり」でした。ここで流れていたマグマが早く固まった部分は黒く、ゆっくり固まった部分は白く残ったため、このような美しい縞模様になりました。

 このほかにも天然記念物の「ジオサイト」があるということで船はさらに西へ…着いたのは絹島です。

教授:この島自体もきれいな島ですけどね。 赤木:ほんときれいですよね。 教授:この裏側に絶景が広がります。

 ということで、回り込んでみると…。

(赤木由布子リポート) 「長谷川先生…すっっっごいですね~!」

 島の反対側にあったのは「柱状節理」と呼ばれる柱をいくつも重ねたような模様。先ほどのランプロファイアは「マグマだまり」でしたが、ここはちょうど「マグマの通り道」だった部分です。  火山がその形をなくしても、鉛筆の芯のようにこの部分だけが残っています。

赤木:本当に豊富なジオサイトがたくさんあるんですね。 教授:なんでこんなところが天然記念物と指定されているのか、行けばわかるんです。 赤木:自然が作り出す造形美というのが、すごいですね。もう誇っていいことですよね。 教授:これをうまく活用していくというのが、1つ『ジオパーク』の考えですね。

 赤木アナは、自分が住んでいる地域の成り立ちを知ることで、もっと地域に愛着がわくように感じたそうです。皆さんの近くにもジオサイト、あるかもしれませんね。

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