ミシュランガイドに掲載されたレストランのシェフを招いた調理実習が岡山県浅口市の高校で行われました。
浅口市にある私立おかやま山陽高校調理科の2年生48人が参加しました。
講師を務めたのは、備前市の頭島(かしらじま)でイタリアンレストランを経営している寺田真紀夫さん(45)です。
寺田さんが経営しているレストランは2020年発表されたミシュランガイドで一つ星の評価を得ています。
おかやま山陽高校では、生徒に本格的なイタリア料理を学んでもらいたいと寺田さんを招き、瀬戸内海のメバルとマゴチを調理しました。
寺田さんは主にハサミを使って魚の下処理をしていることや2種類以上のハーブを使うことで味に深みが出ることなどを伝えていました。
(記者リポート)
「普段は煮付けにすることが多いメバルですが今回はトマトやアンチョビを使ってイタリアンに仕上げます」
『メバルのトマトソース掛け』
まずはトマトソースです。
湯むきしたトマト、エシャロット、アンチョビをみじん切りにします。
そして、オリーブオイルをひいた鍋にタイムを入れ、エシャロットとトマトを加えます。
ひと煮立ちしたらアンチョビと塩を入れます。次にメバルをソテーし、オリーブオイルをしいて中火で10分ほど火を通します。
ひっくり返して5分ほど焼き、トマトソースに絡めれば完成です。
このほか生徒たちは手際よく、マゴチのリゾットを作りました。
(参加した生徒)
「普段の調理技術などをよく知ることができて普段からきれいにしているところなども見習いたいと思った」
(頭島レストラン クチーナ テラダ/寺田真紀夫さん)
「食材自体はすごくシンプル。その中で食材の組み合わせや調理工程一つ一つの積み重ねで料理が出来上がることを伝えたい」