視聴者の皆さんの声をもとにニュースをお届けする「みんなに聞いてみた」。今回のテーマは「夏休みの宿題、進んでいますか?」です。
パークKSBアプリのアンケートでお子さんの宿題についてどれくらい終わっているか尋ねたところ「2割以上~5割未満」が最も多くなっています。
(小学生3年生は―)
「(Q.宿題進んでる?)まあまあ。(残ってるのは)絵とか読書感想文とか」
(2人の小学生の母親は―)
「(新型コロナ禍で)家で過ごせる分宿題に取り掛かる時間はあるけどなかなか他のことをしてしまうので、宿題後回しになっちゃう」
夏休みも中盤となり進み具合が気になります。今回は、残りの夏休み宿題を進めるコツや応援グッズを紹介します。
プログラミング教育に役立ちそうなキット
東急ハンズ岡山店には、自由研究や工作を手助けするキット約70点が並びます。
2021年は小中学校で必修化されたプログラミング教育に役立ちそうなキットを充実させたそうです。
(東急ハンズ岡山店/前池響さん)
「パソコンをつないでプログラミングする本格的なものから初歩的にロボットを組み立てて動かすグッズ。例年に比べると最初からプログラミングできるグッズで探しに来られる方もいらっしゃる」
売れ筋は赤外線レーダーを搭載したロボットの工作キット(MR―9107、ダークエディションMR―9114 各税込み4180円)です。
人や物を感知し、一定の距離を保ちながら近づいたり離れたりします。
他にも、はんだ付けをして金属探知機を組み立てるキットなど、興味・関心に合わせて選ぶことができそうです。
(東急ハンズ岡山店/前池響さん)
「実際に自分で作ってみて初めて仕組みが分かる。お家の中で過ごす時間が増えていると思いますし、ぜひ楽しんでいただきたい」
宿題が終わっていない子どもたちを応援
岡山市の商業施設では宿題が終わっていない子どもたちを応援する催しが開かれました。
家の形をした貯金箱を作ったり、パステルで絵を描いたり、書道に取り組んでいる子もいます。
(DaysPromotion/野村陽子 社長)
「家でやらせるのがお母さん的にハードルが高いものから順番に選びました」
KSBのアンケートで子どもの宿題で一番大変なものについて尋ねたところ、「自由研究」や「絵画・工作」などアイデアを自分で出したり作業に時間がかかるものが上位を占めています。
子どもたちは講師にコツを教わりながら思い思いに宿題に取り組んでいました。
(小学生2年生は―)
「工作。作るところが楽しかった」
(小学生の母親は―)
「(習字が)苦手だったみたいなんですけど、先生が丁寧に教えてくださって。外でやるとちょっと気分も違うみたい」
新たな学びの形を見つける機会に
新型コロナの影響で外で学ぶ機会が格段に減った今年の夏休み。
ノートルダム清心女子大学児童学科の准教授で、臨床心理士でもある青山新吾さんは、新たな学びの形を見つける機会にしてほしいと話します。
(ノートルダム清心女子大学 児童学科/青山新吾 准教授)
「家の庭にこんな草花が咲いてるとか、今まで日常的にあまり注目してなかったようなこととか、見つけてこんなことが分かったねと、お家の方が価値付けてあげたりすることで、何気なく過ごしていた生活の中でもこんなことがあったのかと子どもたちが感じられる。夏休みだからこそできたこととか気付いたことにつながるんじゃないかな」
宿題に取り組む時のコツは?
青山准教授は夏休みの宿題に取り組む時のコツについても教えてくれました。
1つ目は「親子で一緒に計画を立てる」こと。
目標をクリアするために何をすべきか子ども自身が理解することが大切だそうです。
2つ目は「結果ではなく取り組む姿勢に目を向ける」ことです。
できていなくても、先生に聞いたりインターネットで調べたりして解決できるよ、などと子どもが安心できる言葉をかけるとやる気を維持できるそうです。
家族で工夫しながら夏休みの宿題に取り組めるといいですね。