岡山県に出されていた緊急事態宣言は9月13日に、まん延防止等重点措置に移行しました。営業を再開するところもあれば、酒類の提供自粛に頭を悩ませる店もあります。
8月26日以来の開園となった池田動物園
8月26日以来の開園となった岡山市北区の池田動物園では、さっそく親子連れの姿が見られました。
(子どもと来園した人は―)
「入る前から興奮して、うれしそうで走って入ってきました。いろんなところで遊ぼ遊ぼって言ってます」
(在間隆真リポート)
「来園者が動物と触れ合えるこちらのスペースは、密にならないように、営業再開後も利用できなくなっています」
この他にも検温や消毒、動物を見る際の「密」を防ぐために、注意喚起の張り紙を貼るなどの感染症対策をとっています。
(池田動物園/忠政智登士 副園長)
「今までやっていることを十分に注意しながら、お客さまに安全安心な場所として選んでいただけるように頑張っていきたい」
飲食店などに時短営業と酒類の提供の終日自粛を引き続き要請
岡山県でまん延防止等重点措置の対象となるのは、岡山市や倉敷市、津山市など17の市と町です。引き続き、飲食店などに午後8時までの時短営業と酒類を終日提供しないよう要請します。
(味心 逆瀬川/神原聖次 代表)
「お酒が出ないことによって、家でやっても一緒じゃないかと、さらに足が遠のく」
まん延防止等重点措置の対象となった赤磐市の和食店「味心 逆瀬川」です。
新型コロナの感染状況により客足は増減を繰り返していて、例年なら満席になるお盆期間も、2021年はほとんど客が来ませんでした。
予約の変更は3日前までとしていますが、体調不良などで当日のキャンセルが増え、食材も行き場を失っています。
この店に酒を卸している酒造会社は……。
(室町酒造/花房満 社長)
「私たちがお酒を売って、お酒をさらに作らないと、やはり農家も大変なんですね。そこを分かっていただかないと、ご家庭で楽しくくつろいでいただくとか、そういう形でとにかくお酒を買っていただいて、飲んでいただいて、経済を回してほしい」
(味心 逆瀬川/神原聖次 代表)
「もうみんな限界が来ているんだと思うんです。みんなの財産と命を伊原木知事に守ってほしい。それができるのは伊原木知事だけなので、なんとか頑張ってほしいと思います」
まん延防止等重点措置の期間は9月30日までです。
県は対象外となった10の市町村の飲食店などにも午後8時までの時短営業を要請しますが、酒類の提供は午前11時から午後7時までとしています。