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小学校統合を前に 2校の児童がゲームなどで交流 岡山・美作市

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 2023年度の統合が決まっている岡山県美作市北部の2つの小学校の児童が15日、ゲームなどで交流を深めました。

 自己紹介やゲームで交流を深める子どもたち。2023年度、統合する美作市の大原小学校と東粟倉小学校の児童です。

 東粟倉小学校は現在、全校児童17人。昭和30年代半ばには児童数が300人を超えることもありましたが、近年は少子化に伴い学年によっては複式学級を採用することもありました。

 市の教育委員会によりますと2020年8月、小学校のPTAと東粟倉地域自治振興協議会が美作市に要望書を提出するなどし、統合が決まったということです。

(東粟倉小学校/宗森雄子 校長)
「たくさんのお友達から刺激ももらい、友達から学ぶ部分もたくさんあるので、(人数が)多いというのは本当にプラスの部分も多いと思います」

(東粟倉小学校の近くに住む男性)
「複式学級がええとは思いません。生徒数は必要じゃないかというのは、いくら統合して寂しくなると言いながらもこれは仕方がない。子どもの将来のためを思うと必要ではないかと考えます」

 東粟倉小学校の子どもたちは、2023年4月から約7キロの道のりを15分ほどかけてスクールバスで通います。

 大原小学校の全校児童は139人。人数が少ない東粟倉小学校の子どもたちが楽しく過ごせるよう15日のために準備したそうです。

(大原小学校の児童)
「緊張しているところもあるけど、いっぱい楽しんでくれるのがうれしいです」

(東粟倉小学校の児童)
「東粟倉小学校は少ない人数だから、(大人数で)遊んだりできることがあまりないのでよかったです」

 東粟倉小学校で唯一の1年生、颯真(そうま)君。大勢の中で最初は緊張気味でしたが……普段はなかなかできないゲームを通じて、少しリラックスしたようです。

(東粟倉小学校 1年/山根颯真 君)
「楽しかったです。うーん、うれしい学校になりそうかな」

(大原小学校/金島久美子 校長)
「まず学校の様子を知ってもらったり、一緒に学ぶお友達のことを知ってもらって、仲良くなっていくことが安心して学校生活を送れる基礎かなと思っています」

 両校では今後もさまざまな行事を通じて交流を深める予定です。

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