国は8日、旭川ダムを現在より数百m下流に新設する方針を示しました。災害への対応力強化が狙いです。
旭川の中流域にある旭川ダム。気候変動による降雨量の増加などにより、国は整備計画の見直しを進めています。
整備計画によると、新しいダムは現在のダムの下流数百mに新設されます。
より多くの水をためることができ、大雨の際の「事前放流」が円滑になるということです。現在のダムは改修して残します。
国は下流の堤防の整備なども併せて行い、洪水の際の浸水面積を現状の10分の1ほどに抑えるとしています。
ダム新設などの総事業費は約1910億円です。
今後約20年かけて完成を目指す方針で、住民らに事業を説明して意見を募ります。