岡山県は、25日、香りによって体調不良になる「香害」に苦しむ人たちについて、災害時の避難所で配慮するよう市町村に周知することを明らかにしました。
岡山県議会の一般質問で、岡山県の中川担泰 危機管理監が答弁しました。
「香害」は、柔軟剤や制汗剤などの香りによって体調不良になるもので、化学物質過敏症の一つです。「香害」によって日常生活に大きな支障が出ている人もいます。
中川危機管理監は「避難所へ逃げることをちゅうちょすることのないよう必要な配慮を行うことは重要。これまでもアレルギーを持っている人に対する配慮について市町村に助言してきた。化学物質過敏症の人への配慮についても市町村等の避難所運営に携わる人に周知したい」と述べました。